物性測定・評価・試験センターの設備紹介
物性試験室内 | 恒湿恒温室 |
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プラスチックの物性試験は温度環境が数値に影響しやすいため、一定の環境下で試験を行うことが重要です。物性測定・評価・試験センターでは、温度23℃・湿度50%に保った試験室(恒湿恒温室)で物性試験を行っています。
水分測定装置 (カールフィッシャー法) |
試作押出機 NS-40型(単軸) |
デジタルマイクロスコープ |
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樹脂に含まれている水分含有率を測定します。 | いろいろな試作材を練り込んでペレット化します。 | 肉眼では判別のつかないものを拡大して見るときに使用します。拡大画像を電子データ化したり、お客様に説明するための画像を報告書にプリントすることも可能です。 |
シャルピー衝撃試験機
試験項目 ISO法 シャルピー衝撃強さ
ISO-179 単位(kJ/m2)
シャルピー衝撃試験機 | シャルピー衝撃試験用試験片ノッチ入り |
プラスチックが衝撃を受けたときに示す抵抗の強さを調べる機器です。多目的試験片の両つかみ部分を切り取った試験片にノッチ(切り込み)を入れて使用します。ノッチの裏側からハンマで打撃し、衝撃に要するエネルギーの大きさで衝撃値を求めます。 |
万能引張圧縮試験機
試験項目 ASTM法 引張強さ・伸び率
ASTM-D638 引張強さ 単位(kg/cm2) 伸び(%)
万能引張圧縮試験機 | ASTM 1号 ダンベル試験片 |
ISO法と同じく、両端をつかみ破壊するまで引張り加重を加えるための機器です。使用する試験片は全長175mm、厚み3.2mmのASTM 1号 ダンベル片を使用します。 |
アイゾットインパクトテスター
試験項目 ASTM法 アイゾット衝撃強さ
ASTM-D256 単位(kg cm/cm)
アイゾットインパクトテスター | アイゾット衝撃試験片ノッチ入り |
試験片に打撃を加え、打撃に対する抵抗の度合いを測定するための機器です。ISO法のシャルピー衝撃試験と違い、試験片の片側を締め付けて固定し試験を行います。使用する試験片は、ASTM短冊を半分に切り取り、片側に切り込み(ノッチ)を入れた試験片を使用します。 |